東方コミュニティ白書

1996年11月――
『鳩山祭』と呼ばれる東京電機大学理工学部の学園祭の中で
ある非公認サークルからひとつのブロック崩しゲームが発表された。

それから14年。
『東方Project』と名付けられた一連の作品は、
今や同人を知らぬ者ですら耳に入る程の、超巨大なムーブメントとなった。

その流行を支える、二次創作をはじめとした東方同人コミュニティ。
その歩みと現状について、客観的なデータに基づいてまとめ上げた、東方界隈の『求聞史紀』

東方コミュニティ白書 表紙

『古参新参というが、実際いまどんな割合になっているのか』
『あのサイトはいつからあるのか、どれくらい利用者がいるのか』
『あのキャラはイラストよりSSが多いように見えるが、本当にそうなのか』
『音楽の人気はキャラの人気にはどれだけ相関があるのだろか』

そのひとつの答えのが、この本にはあります。

“昔”を知らない後輩も
“今”にとまどう先輩も

この本をよく読んで、素敵な貴方にもっと楽しい東方ライフを。

『東方コミュニティ白書』

A5版110ページ 本文総二色刷 一部フルカラー

会場頒価 1,000円 (委託価格1,250円 予定)

コミックマーケット78 二日目 東テ-37b 『久幸繙文』

とらのあな、メロンブックス、COMIC ZINに委託予定。

表紙イラスト:鳥居すみ(airdrop
表紙デザイン:NT(かんたんのゆめ

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もしよろしければこの本を宣伝して頂けると嬉しいです。バナーは直リンクOKです。

訂正のお知らせ

(2010年10月31日更新)

東方コミュニティ白書の内容について、訂正とお詫び

東方コミュニティ白書 第一版正誤表

目次・見本

第一章 東方の歴史
◆東方プロジェクトとは?
◆東方年表  〜1996年から2010年までの主な出来事〜
◆東方と二次創作  〜東方Project二次創作ガイドラインの概要〜
<コラム:東方Project前夜>
第二章 コミュニティ統計
◆人気投票で見る東方コミュニティの現状
◆Webと東方コミュニティ
  • 『本スレ』の減速と分散する東方コミュニティ
  • 「祭」の会場としての東方幻想板
  • 絵師の交流場はクーリエお絵かき掲示板からpixivへ
  • SS作家がしのぎを削る東方創想話と夜伽話
  • ニコニコ動画ショック
  • 便利な情報系サイトたち
  • Twitterによる作者と読者の交流と超・速報時代
◆同人イベント大時代  〜激増する東方オンリー〜
<コラム:二次設定の流行り廃り>
第三章 キャラ人気解析
◆東方シリーズ人気投票を読み解く  〜順位だけが全てか〜
◆人気投票徹底解析
◆幻想少女達の相関順位表
◆キャラと音楽の密な関係
◆幻想少女と音楽の相関順位表
◆pixivで見るキャラ人気
◆東方創想話の傾向
◆カオスフル・ニコニコ動画
◆カタログで追うキャラ人気の変遷  〜3年で界隈の情勢はどう変わったか〜
<コラム:あったかも知れない歴史  〜冴月麟〜>
第四章 東方のこれから
◆広がる東方の世界  〜マスコミにも取り上げられつつある東方〜
◆多様化する東方
  • 『常識に囚われない』作品達
  • 個性的なイベント・企画の数々
  • 書店委託の普及
  • 18禁作品は少ない? 増えてる?
◆東方の課題  〜同人文化と理念の継承・曖昧化する商業との境〜
◆イベントが開催されるまで  〜事務作業編・当日編〜
巻末
◆特別コラム  〜幻燈回顧録〜
  東方Project板・東方蒐集所管理人 うずら野凜 氏 寄稿
◆参考文献・独白

同時頒布


統計で見る東方音楽[7/11 東方名月祭新刊]

2010年現在、男性向け同人の中で最も勢いのあるジャンルのひとつである『東方Project』は、弾幕系シューティングゲーム(STG)を基調として様々な要素を内包し、『東方』という一つの世界観を創りあげている。

そのなかでも音楽は、東方を構成する要素として最も重要なウエイトを占めていると考えられる。

そこで今回は『データで見る東方Project』の第三弾として、公開されている各種データを基に、統計的な観点から、東方コミュニティの中でアレンジを含めた東方音楽が今どの様な状況となっているのかを調査、集計した。

製本仕様
A5版,34p,本文総二色刷
頒価
300円

統計で見る東方音楽 表紙


阿求日記之総集篇[3/14 例大祭7既刊]

久幸繙文発足以来、約一年と少しが経ちまして、気がつけば作品数は五作を数え、この度めでたく総集篇を発行する運びとなりました。既刊五作の全てと、去年の末に某合同へ寄稿した分、そして新たな書き下ろしを加えた計七作を収録しております。

えー、あらかじめお断りしておきますが、本書は所謂フツーの「SS」とか「小説」の類ではありません。題に掲げた「日記」というのも相当怪しいものです。

という一月篇のまえがきから始まった阿求日記ですが、相変らず、阿求萌えな作者が阿求萌えな方々の為に創った、阿求好きで考察好きの方には一冊で二度美味しい作品となっております。

さらに今回は、木俣氏による謎の解説文(というより解釈文?)と、櫟原さんによる素敵な挿絵イラストも新たに収録されていますので、こちらも併せて是非お楽しみ頂ければ幸いです。

製本仕様
A5版,160p
頒価
500円

阿求日記 第123季124季之総集篇 表紙


阿礼乙女、鵺を討つ事[委託・新刊]

命蓮寺に招かれて講談を行う稗田阿求の話。作中作として、平家物語の鵺退治を題材にした「東三条殿の怪」を収録。

発行
木俣屋
製本仕様
A5版,24p,自宅製本
頒価
200円(予定)

阿礼乙女、鵺を討つ事 表紙


御阿礼の子のおはなし[委託・例大祭7既刊]

以下の三部作の短編を収録

主な登場人物は稗田阿礼、阿一、桃太郎、一言主で、八世紀初頭から十世紀頃の日本が舞台。

発行
木俣屋
製本仕様
A5版,52p,自宅製本
頒価
300円

御阿礼の子のおはなし 表紙